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『規制ちゃん』
※このネタは、自分のPCが巻き込み規制を食らった怒りから出来た突発SSです。
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「ここから先は通さないわよ!」
目の前の少女はこちらをキッと睨み付けながら、両手を広げて俺の前に立ち塞がっている。
横を通り抜けようと思っても、なにやら透明な壁がやたら広い範囲にまで広がっているし、
どんなにダメージを与えても、びくともしない。
しかし、ここを通り抜けなければ俺は快適なVIPライフを送れない。
「無駄ですよ。あなたごときでは、私のガードを越える事はできません」
人を小馬鹿にしたような嘲笑にカチンと来た俺は奥の手を出すことにした。
両手を突き出し、うねうねとうごめかすと、奴はまた哀れな人間を見るように俺を見た。
「ふん! どんなことをされても私はのきませんよ」
俺はその短絡的な思考に、思わずニヤリと笑ってしまう。
なぜなら、今から俺が向かおうとしている板は……『くすぐりスレ』なんだからな!
季節に合わせているのだろう、タンクトップ、七部丈のジーパンにビーチサンダルという
夏スタイル全開ファッションの賜物である、大きく横に開かれた腋の下に俺は素早く両手をさしこんだ。
「む、あなたは腋フェチなのですか……」
残念、それがメインじゃありません。
間違えたお仕置きとでも言うように、俺は10本の指を腋の下の皮膚に触れるか触れないかのところで、軽くこちょこちょとうごめかせた。
「ひっ!? なっ、ちょっ、くっ……くすぐってるの!?」
あまり予想していなかっただろうその刺激に、奴はビクンと体を震わせる。
そんな反応を楽しみながら俺は皮膚をこするかのように、腋の下全体をその指でいじくる。
「んっ、このっ…無駄なことを…っ!」
強がってる割には腕が震えてますよ?
腕、下ろしちゃったらダメなんですかねぇ?
「な、何ニヤニヤしてるのよっ、気持ち悪いっ……ひゃ~~~ぁっ!?」
なにやら不快な単語が聞こえたような気がしたので、俺はくすぐるレベルを1段階上げる。
先程のさわさわとした動きから、皮膚をかきむしるようにわしゃわしゃとくすぐる。
「はあっ! ちょ、こら…っ! や、やめなさいってっ、ひゃはぁっ!!」
腋のくぼみに指が入ると、反応の感じが変わった。ここがこいつの弱点なんだろう。
だが、いきなりそんなところを責めるのもナンセンスだ。もうちょっといたぶってからにするか。
弱点を責めないまでも奴はもう我慢の限界なのか、目をきつく閉じ、曲がろうとする肘を必死に下ろすまいと押さえつけている。
口も開かないように頑張っているが、時折「うひっ! きゅふふふっ!!」といった声が漏れ出している。
「こ、の……っ!んくっ!! この変態っ!変態…っひゃあぁぁっひゃはははははははっ!!」
変態? なにを申しますか、無防備な女の子を前に、胸も触らずただくすぐる事しかしていない俺は紳士じゃないですか。
人を見る目の無い子はお仕置きが必要ですねぇ?
「うひゃはははははは!! やめっ、そこは…っ! くすぐったいっ、くすぐったいって言ってんでしょ!! やみゃああっはっははははははっは!!!」
弱点のくぼみを、人差し指でほじくるように揉み込んでやると奴はついに大声をあげて笑い出した。
頭をブンブンと振り、体をピクピクさせて笑い悶えている奴をかわいいと思える俺は、やはりこの業界の人間なんだと今更ながら再確認した。
「や~~~っはははははははは!! うひっ、うひ~~っひっひっひっひひ! やめ、なさい~っひひひひひひひ!!」
やめろと必死に懇願する奴を無慈悲にくすぐること数十秒、俺はふと違和感に気付く。
ここまで笑っている状態で、腕どころか首から下がピクピク震えるだけというのは、あまりにも理不尽なのではないか?
……もしかしてこいつ、体を「動かさない」んじゃなくて、体を「動かせない」んじゃないか?
それについて聞いてみると
「あはははっ、あ、あなたのくすぐりなんて…っ! 効いてないだけだわああああぁぁぁっっはっはははははははは!!!」
とかいいやがったので、ギヤをあげることにする。
「あひっ!? うははははははははっ!!!何これっ、なにこれええぇっへへへへへへへっ!!!」
指の数を増やしたうえで、左右に強弱をつけてくすぐる。もちろん不定期に左右の強さは交代だ。
左をソフトに、右をハードにくすぐると、奴は右に体を傾け必死に腋を閉めようとし、左半身をビクビク痙攣させる。
ふっと左右を逆転させると、ものすごい勢いで首が反対側に移動した。
意地悪く数秒のうちに何度も逆転させると、陸に上がった魚みたいに首がビチビチと左右にふれる。
「ひはひゃはははははははははっは!! こっちがっああああっははははははは!! やっ、やああああっはっはひひひひひひひいいいい!!」
激しい動きのせいで、奴の腋の下から汗がふきだしてきた。
そいつは俺の指の動きをより滑らかにして、奴へのくすぐったさを増幅させる。
「ぎゃ~っはははははははっははは~~っはははははっは!!!! 腋はっ!!もう腋はひゃめへえええええええぇぇっ!!! 壊れりゅ、壊れりゅってばあああああぁぁぁっはっはははははははははは!!」
今回俺は腋ばかり責めているが、奴が一向にくすぐりに慣れる気配はない。
それだけ弱いのか、はたまた俺のテクがいつの間にか上昇しているのか。
どちらにせよ、退屈することだけはなさそうだった。
……しばらくそんな調子でくすぐっていると、さすがの奴も限界が来たのか、笑い泣き叫びながら白状してきた。
「いひゃ~~っはっははっはっはっは!! そ、そうよ! 規制がひゃははっ!と、解けるまで私達は動けないのよ!! くすぐりへのっほほほほほ!防御なんてっ、考へてもなかった~~っはっはははっはっは!!! だからっ、だからああっぁはははははははは!! やめっ、もうひゃめへええええぇぇぇ!!!」
……そうか。じゃあ、規制が解けるまで、たっぷりくすぐれるなぁ?
「ちょっ!? なんでっ!なんっ、んひゃひゃっひゃひゃひゃひゃ!! ひぎぃ!もうダメえええぇっへっへへへ~っはははははははっ!! 許ひへへへへへっ、死んじゃふってばぁぁあああっははははは!! あ~っははははははははっ!! 」
………
その後調子に乗って俺は体力のなくなった奴を、規制が解けた後もくすぐり続けてしまった。
それから当分俺がアク禁になったのは言うまでもないことだろう。