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玉藻前物語外伝(PRGじゃないよ)

2009.05.10
※ブログの模様替えをしました。ゆっくりしていってね!
※フラットラインさんのブログをリンクに追加しました。
※こよりさんの名前を修正・黒鈴→黒音

本日二つ目の更新は黒音こより×玉藻様のSSです。
だーぶらさんの所の絵とリンクしていますのでそっちも一緒にどうぞ。
上手くいけばトラックバックからいけます。

コメレス
>>ヒナさんの続きと同様にエヴァ様の小説も期待して待っております。
ごめんなさい…RPGとかでここの所立て込んでいまして…
今週中には書くつもりなんで、少々お待ちください・・・

以下SS(F/F)↓

玉藻×こより

だーぶらさんのところへリンク

「おかしいですねぇ…このあたりにいるはずなんですが…」
月の光が木々の間からうっすらと地面を照らし、夏だというのにセミの声さえも聞こえぬほど涼しい。
ここは神那津川学園の裏手にある暗い森。昼間でも暗いその森はもはや一部の生徒が肝試しとして使うことしかなくなっていた、忘れ去られた場所だ。
しかし先日の夜、その肝試しに行った女子生徒が一晩中帰ってこなかったという事件があった。
翌日の朝、森の入り口でぐったりと倒れている生徒が発見された。
その生徒は「尻尾が…尻尾が…ふわふわ…」とうわごとの様に繰り返し言っていた。
これはきっと森の中の妖怪の仕業に違いないと、森の調査が山の上の巫女である黒音こよりに依頼された。
対魔のお札を構え、猫耳のような癖毛を揺らし、辺りを慎重に見渡しながら妖怪を探す。
「私の妖怪探査力がここまでぼやけるなんて…もしかして相当強い妖怪なんですか…?」
緊張から、ゴクリと喉を鳴らす。こよりも、そんなに強くないのだ。
『う、う~ん…』
「!!?」
自分以外誰もいないはずの森の中から突然声が聞こえ、身をすくませるこより。
声は木のうろの中から聞こえる。
怖くないことはないが、勇気を持ってうろをのぞきこむ。
「平和を脅かす妖怪め! 覚悟しなさ…い?」
そこにいたのは、すやすやと丸まって眠る和服の少女だった。
そのあどけない寝顔に凶悪さは全く感じられないが、少女の後ろでうごめくのは闇の中でも色褪せることない金色の尻尾。それが9本…
「(尻尾…!しかも…この子九尾の妖狐!? 何でそんな伝説の妖怪が学校の裏山に!?)」
思っても見なかった事態にこよりは困惑する。
「(ダメダメ!可愛い外見にだまされちゃダメですよこより! 眠ってる今こそチャンスじゃないですか!!)」
こよりは手に持っていた護符をしまい、懐から「封」の文字が書かれた巻物を取り出した。
「ふふふ…今こそこの巻物を使うときですね…」
顔を上げた時、こよりの目はうっすらと笑っていた。

―――――――
「う…ぬ?」
体に違和感を覚え、玉藻前は目を覚ました。
寝ぼけ眼で周りを見渡し、和室であることを認識する。
「わらわは…うろの中で寝ておったはずじゃが……なっ!? 体がっ!う、動かんぞ!?」
いつの間にか導師を模した服は脱がされ、木馬のようなものにうつぶせに磔られていた。
手足を動かすも、手首足首につけられた縄が、ギシギシと音を立てるだけ。動くと体の中心が木に食い込む。
「ぬう…ご丁寧に妖力封じまで掛けられておる。これではどうすることもできぬのう…」
「お目覚めですか、九尾の妖狐さん?」
玉藻前が顔を上げると、そこには自分と同じくらいの巫女服を着た少女が、意地悪な笑みを浮かべながら立っていた。
「私の名は黒音こより。先日、わが校の生徒を襲った妖怪を退治する依頼を受けました。被害者が犯人はあなたでよろしいですね?」
それを聞いた玉藻前は、昨日の光景を思い浮かべる。
森の木々に落書きしたり、動物達を追っ払っていたから少し尻尾で懲らしめた娘がいた。多分彼女のことだろう。
久々に面白いことになってきた…と思いながら、こよりには見えないように、口元を吊り上げた。
「しらぬ。と言ったら?」
このような相手には挑発を。玉藻前は長年の知恵から、相手の性格を一瞬で看破した。
「関係ありません。あなたのような強い妖怪を、このまま野放しにするわけないじゃないですか?」
どうやら向こうの答えは決まっていたようだ。
「じゃが、わらわはちょっとやそっとのことで音を上げる妖怪ではないぞ?」
玉藻前が自信満々にそういってやると、こよりの目元はより細められ、口を三日月形にして微笑みだす。
「心配しなくても大丈夫ですよ。小さい子に、痛いことなんかしませんから」
「む…わらわはおぬしの数百倍生きておる九尾の妖孤、玉藻前じゃぞ。おぬしに小さい子呼ばわりされる筋合いはないわっ」
小さい子といわれ玉藻前はちょっとむっとする。何百年も前から、体の成長は止まったままだ。
その表情は、こよりの可逆心をより刺激した。
「もう、我慢できません…受けなさい! 奥義・黒音式退魔術!」
こよりがそう叫ぶと、人の手の形をした白い物体が玉藻前の周りの空中に次々と現れる。
手首までの小さいものから腕の付け根まである長いものまで、計20本ほど出現した。
「こ…こやつらで、な、何をする気じゃ!?」
さっきの強気な態度とは一変して、玉藻前は怯えだした。
やはり実際に術を出すと九尾でも臆病になるものか、と、こよりはひとり合点し、自分の術に自信を持った。
怯える玉藻の前に座り、目線を合わせて意地悪そうに言った。
「ふふふ…楽しくて思わず笑っちゃう事です。安心して笑ってくださいね?」
こよりが手をあげると、それまで待機していた手が玉藻前の体にまとわりついた。
「な、なんじゃ――っ!! ふっ…あっははははははははははははは!! こりゃ、やめんか!く、くすぐったあああああっはっはははっはっはっは!!」
白い手が、玉藻前の全身を、余すところなくくすぐりだしたのだ。
「ふふふ、とってもいい反応…」
「いひゃっひゃひゃひゃひゃひゃ!!これのっ!これの何が退魔術なんじゃ~っ」
「笑うことは、福を呼ぶこと。神聖なことなのです。心の中の悪を、笑うことで祓うのが私の家の教えなのです。だからも~っといい声で笑ってください?」
こよりがそういいながら手を動かすと、玉藻前の顔が引きつった。
「――っ!? あ~っひゃっはっはっはっはっははははは!!なんじゃ!?尻尾が!尻尾がくすぐったい~っ!?」
その9本ある自慢の尻尾に白い手が集中し、くすぐり始めたのだ。
「あらあら、やっぱり尻尾って敏感なところなんですね?」
「あひゃああああああっはっはっははははっは! 尻尾は…っ!よ、弱いんじゃ!やめてくれ~っへっへっへっへっへ!!」
「だめですよ?ちゃんと笑わないと、あなたの中の悪は消滅しませんから」
ある腕は尻尾を1つ抱え込んで指であちこちをこねくり回し、またある手はどこからかブラシを取り出し、少し強めにブラッシングをする。
「ひ~っひっひひひひひひひ!! ブラシは!ブラシはだめじゃあああっ!へ、変になるんじゃ~っ!」
「ああ…あの伝説の九尾の妖孤が、私の前でこんなに悶えているなんて…っ!」
こよりは有頂天になっていた。こんなに可愛い九尾の妖孤を、自分の術で笑い悶えさせていることに。
そしてその気持ちは更なる巫力を生み、一層こよりの責めを激しくさせた。
「ぎゃああああああはははっははっはははっは!! やめっ…やめんか~っ!!こりゃああああああっははははっはっは!!」
笑い声が一層激しくなった玉藻前に顔を近づけ、こよりが尋ねた。
「玉藻前さん、つかぬことをお聞きしますが…あなたの弱点を教えてくださいますか?」
「あ~っはっはっはっはっははははは!うひゃ~っはっははははっはっははは!!」
くすぐったさに翻弄され、玉藻前はこよりの声が聞こえないようだ。
それを見たこよりは、片手で玉藻前の頭を押さえ、もう片方の手で耳をいじくりながら、息を吹きかけるようにもう一度訪ねた。
「ねぇ?弱点はどこですか?って聞いてるんですけど…聞こえませんでした?」
「うひゃーーーっ!!んあっ!み、耳をっ!いじくるでないっ!聞こえておるからやみゃ―――っ!!」
耳の裏をこちょこちょとなぞられ、息を吹きかけられるゾクゾクした刺激に、玉藻前は今度も息を詰まらせる。
こよりは少し残念そうにその場を離れると、とても楽しそうにこう言った。
「言ってくれないのでしたら…体に聞くしかありませんね?」
こよりが手をあげると、全体のくすぐりが少し弱まった。部分の反応をより鮮明にする為である。
「まずは足の裏からですよ?こしょこしょこしょ~」
こよりがそういいながら、くねくねとくすぐるように手を動かすと、玉藻前の両足の裏にいた手がこよりの手に連動して動き出した!
「うひゃ――っ!!うひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!な、なんじゃ!わらわの足の裏がっ、お主の前にあるみたいじゃ!わ~っはははははははははは!やめっ、そのくすぐったそうな指をわらわに見せるな~っひゃ~ひゃははははひゃっひゃひゃ~ひゃっひゃ!!」
動かせるはずの足首を動かそうとするも、高まった巫力が玉藻前の足を金縛りのように全く動けなくしていたため、体を動かしてくすぐったさを紛らわせることもできなくなっていた。
こよりの指のくすぐったい動きを、動けない足の裏とその目で存分に感じながら、玉藻前は笑い悶え続けた。
「ん~…尻尾よりちょっと反応が緩やかですかね?次、脇腹に行ってみましょうか」
足の裏のくすぐったさが和らぐと同時に、脇腹から来るくすぐったさが玉藻前の体を貫く。
「~~~~~っ!!?っひゃっひゃっひゃっひゃひゃひゃははははははは!!やっ!ムリじゃ!ムリじゃ~っ!やみゃああああっはっはははっはっははははははは!!」
「ふふふ…ほ~ら、つんつん…もみもみ…つんつんもみもみ…」
こよりがそう唱えると、脇腹をくすぐっていた手がまたもや同じように動き出す!
「あははひゃあああああああっつ!!突くな!揉むでないっ!あっひゃっひゃひゃひゃひゃ!!いたいっ!腹が!腹がよじれるわ~っ!!いたっ!やああああっひゃっひゃひゃっひゃ!!」
腰を振ると体が木に食い込んで痛いため、何とか腰を振ろうとするまいとするが、左右の突っつきに体は自然と揺れ、苦悶の表情で玉藻前はダンスを踊り続けた。
「なかなか良い反応ですが…ここもやっておきませんとね。こしょこしょこしょこしょ…」
わきの下への攻撃は、人差し指一本のソフトタッチから始まったが腋の下が最大の弱点である玉藻前はそれだけで、もう耐えられないというくらい首をブンブンと振って懇願する。
「あぎゃあああああっはっはっはははっははははは!!腋はっ!やみゃあああああっはははひ~っひひひひひひひひひ!!ムリじゃ!やめっ!やめてくれ~っ!!」
「あら、ふふふ…あなたの弱点はここですか…腋の下は私の得意とするところ…存分に楽しませてあげられますよ?」
こよりの微笑みが一段と穏やかになった。彼女のS心が一番高まったときに見せる笑顔である。
「ふふ…今日はとっても調子がいいです。式が私の思ったとおりに寸分たがわず動いてくれます…
これもあなたのおかげです、玉藻様。お礼に、腋の下だけでイっちゃうくすぐりをプレゼントいたします」
「へひゃ~っはっはっはははっは!!そ、そんなくすぐりがっ!あるのかえ!?っひゃ~っひゃっひゃひゃ!!」
玉藻前からこの期に及んでどこかこの状況を楽しんでいるような違和感をこよりは抱いたが、笑っているからそうなるんだろうと自分を納得させた。
「ええ…と~っても気持ちいいんですよ?他の部位もくすぐると効果倍増なので、強さを元に戻しますね?」
「ひゃっ、待てっ!まだ心の準備が―――っ!?ぎゃあああああっはっははっはっは!き、強烈じゃ~~~~っ!!」
腋の下以外のくすぐりが激しくなる。腕もいつの間にか増え、玉藻前は笑うことしかできなくなりそうだった。
「じゃあ、腋の下もはじめますね?こしょこしょ…こ~しょこしょこしょこしょこしょこしょ…♪」
こよりの5本の指が淡く光り、腋の下を愛撫するようにねちっこく、ソフトに動き出すと、玉藻前は腋の下がまるで性感帯になったような感じがした。
「ふぁ…ふぁひゃひゃっひゃひゃっひゃひゃっひゃ…!!なんじゃ…これは…くっ、くすぐったいのに…っくくくっくくっ…きもちい…ひ~~~~~っひひひっ!!?」
「まあ、エッチな声…イきたければ、イっちゃってくださいね?そうすれば、あなたの中の悪は、きっと消えうせますよ?こしょこしょこしょこしょ~♪」
玉藻前の体が、声と指先にあわせてビクンビクンとはねる。顔は恍惚の表情と笑顔が混じり、あまりにも幸せそうだ。
「ふぁっ!?んんっ!!もうだめじゃ…果てるっ!果ててしまうっ!!…ひぇっ、ひゃああああああああああああっ!!」
一段と大きな声を出し体を仰け反ると、玉藻前の股から愛液が零れだす。
それを見たこよりが手をあげると、白い手達は一斉に消えうせ、巻物がこよりの手元に転がる。
「ああ…楽しい…とても楽しかったです…」
こよりは恍惚の表情を浮かべ、股をすり合わせながらポツリと、そう呟く。
どうやら玉藻前は気絶したらしい。時折くすぐられてもないのに体がぴくぴくと痙攣し、喘ぎ声を上げている。
ふと、こよりは立ち上がり、その無防備で真っ白な背中につつーっと指を滑らせた。
玉藻前の体と尻尾が硬直しびくびく跳ねる様子を見て、至福の笑みを浮かべる。
「ああ、今日はすばらしい一日だったわ…そして、もっとこの子をいぢめたい…」
人の姿をした妖怪なんて滅多に出会わない。更にこんなに可愛い姿の妖怪と出会う確立は更に低い。
生徒や一般人を飼うと問題になるが、妖怪なら問題ない。こよりはもっと強力な拘束具はないかと考えをめぐらす。
ついに生徒会で作られた『自動拘束手枷足枷セット』を1セットもらったことを思い出し、ウキウキ気分でそれを閉まったと思われる棚を目指して歩いていった。


――――――――――――
「…………」
気絶し、拘束されたまま置き去りにされたはずの玉藻前の顔が、むくっと持ち上がる。
「やれやれ…ようやく行きおったか…背中を撫でられたときは危なかったのう…」
そして目を閉じ集中して暫くすると、お経が書かれた拘束具が勝手に取れる。
「この行は集中せんといかんのが難点じゃ…」
裸の状態はなんら気にせず、畳にどっかと胡坐をかく。
「久々のくすぐりじゃったから少し興奮してしまったが…あやつが鈍くて助かったわ」
くすぐったさに笑い転げること以外の表情は、全部玉藻前の演技であった。
「それにしても…あの腋くすぐりはすごかったのう。もう一度受けてみたいものじゃが…」
玉藻前は意地悪い笑みを浮かべ、尻尾をうねうねと動かす。
「先に…わらわをお子様といった、お仕置きじゃな…」

続く

コメント
No:32|
風邪治ったからやってみたぜ!
さすが同じ趣味・・・ツボを押さえてきやがるっ!
個人的にはシャルが好き
すげー楽しめました、ありがとう!続き楽しみにしてますお








実はヒナさんの続きもずっと期待してるんですお
2009/05/10 20:59|by 名無しさん|名無しさん URL|編集
No:33|
ゲーム楽しませていただきました!
個人的に手袋属性があるのでシャル戦で何度もやられてしまいましたw

僭越ながらゲームに対する要望をさせていただきます。
もしかしたら既に想定済みかもしれませんが、
シャルのくすぐりに「素手」や「羽」の他に「手袋」を追加していただけると嬉しいです。
装備箇所に「腕」があるくらいですしw

このゲームは今のところ羽装備ですべてのキャラクターがくすぐり攻撃を使えるようですが、
パーティーに一人、数多のくすぐり技を駆使するくすぐりのスペシャリストがいるのも魅力的だと思います。
以上が私の要望です。

あとゲームと無関係ですが自分も結構な若白髪で浪人の経験がありますw
続編が本当に待ち遠しいのですが、やるべきことをないがしろにしてしまわぬよう、
まったり作成頑張ってください。応援しています。
長文失礼いたしました。
2009/05/11 00:23|by 名無しさん|名無しさん URL|編集
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小4のときから若白髪。金とか赤とかもたまに見かける。
くすぐり歴はもっと長い。