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ハルヒ3-1話

2009.04.19
結局全部は書ききれなかったです(´;ω;`)
途中までの奴をUPします。
待ってた人がいたら、すみませんでした。

第三話は長門編です。
ああ、朝比奈さんがどんどん壊れて行く…





以下SS(F/F)↓



3-1話 再びみくる視点



涼宮さんとキョン君が帰って、私も着替え終わり、カバンを確認する。
ふう…今日のことを振り返ると溜息が出ます。本当に今日は疲れました。
くすぐられ続けるのがあんなに辛いなんて…でも、いっぱいわらってすっきりはしたかも。
でも、もう当分はこりごりなかんじです…
「朝比奈みくる」
「ひゃい!?」
突然名前を呼ばれました。
びっくりして振り返ると、目の前に長門さんが立っていて、もう一度びっくりしました。
「な、何でしょう?」
「今日の件、感謝する」
そんな事言われても、今日はくすぐられた記憶しかないのですが…
「…? え、えっと…?」
「閉鎖空間の発生の抑制と消滅にその身を呈して貢献したことに関する、感謝」
「それはつまり、私をくすぐったことで、涼宮さんのイライラが解消された…と?」
「そう。今し方小泉一樹から連絡があった。金曜日から不安定だった空間が、あなたがくすぐられていた時間以降突然安定したと」
あれがこの世界を救ったと思うと、ちょっと複雑だな…
長門さんはちょっと考える姿勢になって、また口を開き始めました。
「あの行為を継続できればいいのだけれど…」
さ、さすがに毎日くすぐられるのはきついかな?
「あなたの体と精神への負担が大きい。実行は難しい」
長門さんが合理的な判断を下せるヒトでよかったです。ほっと胸をなでおろしました。
でも、次の瞬間またなでおろした胸を反り返すほどびっくりな発言が長門さんの口から飛び出しました。
「だから、次からは私があなたの役を担当する」
「へ? でっ、でも良いんですか?」
「体力、精神力面に関しては問題ない。あなたの疲労度の推移データから計算すると、私なら3時間程度で完全回復できる」
まあ、そっちの面は問題ないでしょう、長門さんですし。
私が心配しているのはそっちじゃなくて…
「いえ、長門さんって『くすぐったい』って感覚が分かるのかと思って…」
笑わなかったら、ストレス解消どころか溜まってしまいます。私の問いに長門さんは小さく首を振りました。
「わからない…正確に言うと、私のこの体の中にその感覚がインプットされているかどうかが分からない。だから今日はそれを確かめてもらうために残った」
ま、まさか私が長門さんを…くすぐるんですか?
「そう、私をくすぐって欲しい」
うう…誰かからくすぐって、って頼まれると、なんだか変な気持ちになります…は、恥ずかしい、のかな?
しかし、しかたありません。長門さんが笑わなければ私がずっとくすぐられ役ですから。
「じ、じゃあとりあえずバンザイしてもらえますか?」
顔色1つ変えず、ピシッとバンザイした長門さんの後ろに回りこむと、何も言わずにいきなり脇腹を人差し指で突っつきました。くすぐりに強い人でも、何らかの反応は示すであろうこの必殺攻撃に、当の長門さんは、
「………」
そのまま悪あがきのようにその細い腰周りを、くにくにと揉んでも、
「………」
腋の下、首、胸の横、
「………」
あう~、全く反応なしです。それにしても、外から見るとだいぶシュールな光景なんでしょうね、私達。
「心配ない。ここの空間は今、隔離されている」
私の視線に気付いたのか、長門さんがそういってくれた。よく見ると時計も止まっているみたいです。
「次は…どうすればいい?」
どうやら、私は反応が得られない空虚さから、少しぼーっとしていたようです。
「あっ…ごめんなさい。えっと…じゃあ上履きを脱いで、椅子に座ってもらえるかな?」
私も膝立ちになって、さっき涼宮さんに開発…って言うと変な感じですけど…とにかく、すごくくすぐったいということが分かった、ふとももを試してみる事にしました。
ふともものなんとも言えないくすぐったさなら、さすがの長門さんも…っ!
もみもみ…さわさわ…
「………」
ですよね~。もう、自分に気合を入れないとやっていけないレベルの虚しさが襲ってきました。
最後は足の裏です。最後なので淡い期待を抱こうと思います。
これでダメなら自動的に私が「涼宮さん専属ストレス解消用くすぐり人形」になってしまうので必死です。
ニーソックスを脱がすと、中からは白くて、細くて、傷1つ無い素足が出てきました。
足の裏もすべすべみたいです。くすぐるのがもったいない感じもしますが、情けはかけてられません。
私はさっきキョン君にやられたように、かかとから爪先まで、つつ~っと指の背を這わせてみました。
「……!!」
…あれ?今、足がピクッと動きませんでした? 長門さんの方を見ると、首をふるふると横に振りました。
怪しいですね…?さっきまでは横に振ることすらしなかったですもん。
確証を得るため、波状攻撃を仕掛けようと思います。
「えいっ!」
…つつーっ
「……(びくっ!!)…ふるふる」

「とうっ!」 
つつつーっ
「…んっ!?(びくびくっ!!)…ふるふるふる」

隠そうとしているのでしょうか? それじゃあ隠し切れないように、もっとこちょこちょしちゃいましょうか。
「ふふ…こちょこちょ~」
さわさわさわーっ
「んっ!? ううっ…くくっ!! …くっふふ!!」
とうとう足を引っ込めちゃいました。今まで反応が無かった分、すごく面白いです。
「足の裏は、くすぐったかったんですか?」
長門さんは、何がなんだか分らないといった表情で、ポツリと呟きました。
「…うまく言語化できない」
「そんなときのために『くすぐったい』って言葉があるんじゃないですか。」
まだ納得できてない顔だったので、こういってやりました。
「じゃあ、体が理解するまでくすぐってあげますよ?」
そういって私が左手で足首を掴み、右手の人差し指を、足の裏の土踏まずのところにそえると、整った足の指がぎゅっと曲がりました。無意識的に守っているかもしれませんが、その行為が無駄なことは先程私が身をもってわかっています。
指のガードの届かない、かかとの膨らみ付近を人差し指でこちょこちょとくすぐると、足の指が、そこを防ごうと必死にくねくね動きました。
「んふっ!…んふふふふふ…や、やめ…だめっ!…そこっ!くひゅっ!」
目をつぶり、手をぎゅっと握ってプルプルと耐える長門さんを見ていると、もっと笑わせたくなってきました。
私をくすぐってるときの涼宮さんも、こんな感じだったのかな?
「やっ!…そこっ!くふふっ…んんっ!? …んんんんっ!!」
長門さんも我慢の限界のようですから、そろそろ笑ってもらいましょう。
5本の指を使って、足の裏のかかと周りを満遍なく撫で回すと…
「んんっ!! うっ…はひゃひゃはははひひっ!! やっ!…むりっ!…あはっ、あはははははははっ!!」
おおっ! 長門さんが歯を見せて笑い声を上げましたよ! 一度手を止めて尋ねてみましょう。
「長門さん、分りましたか?『くすぐったい』という感覚は」
「これが…そう…くすぐったい…」
分ってもらえた用で何よりです。多分、私がまだ、足の裏の近くで手をわきわきと蠢かせてたからって言うのもあるかもしれませんけど。
「もうすこし…データが欲しい」
彼女なりの『くすぐって欲しい』という催促なのでしょうか?
「もう少しデータが取れると、感情のテクスチャが可能になる」
「…? え、えっと…」
「つまり、このくすぐったいという感情を、他の箇所でも感じることができるようになるということ」
このヒトを分解したら、1と0ばかりでてきそうな言葉ですね。
無論、楽しくなってきた私に、断りの言葉などあるはずもありませんでした。
「分かりました。もう充分ってほど、とらせてあげますからね~?」
再び指を添えると、また足の指がきゅっと曲がった。
「曲げたままだと、そこのデータがとれませんよ?」
私がそういうと、しぶしぶといった感じで、長門さんは足の力を緩めました。
そのかわり、手をぎゅっとにぎって、今から迫るくすぐったさに耐えようとしています。
顔はいつもの無表情に戻りましたが、無理しているのが私にもわかります。
キョン君が言ってた、長門さんの微妙な違いってこういう事なんだ、と思いながら、
広がった足の裏という平原のくぼみに指を入れ、指の腹たちを、縦横無尽に駆け回しました。
「―――っ!!? あははっ!!あひゃはははははは!! 」
「きゃっ!」
くすぐったさに耐え切れず、暴れだした長門さんの足の力にかなわず、私は手を離してしまいました。
「はぁ…はぁっ…私としたことが、迂闊。身体反応を計算に入れていなかった」
基本ノーリアクションの長門さんには不要な要素だったからかな?
「縛って」
長門さんがすまなさそうに言ってきます。
「私を、涼宮ハルヒが、あなたにそうしたように」

続く

コメント
No:10|
長門の弱点は足の裏か・・・
足の裏が一番好き+長門が一番好きなので美味しいです
2009/04/20 16:51|by 名無しさん|名無しさん URL|編集
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Author:わかしら
小4のときから若白髪。金とか赤とかもたまに見かける。
くすぐり歴はもっと長い。