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「くすぐり」メインの妄想ブログ

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昔話風SS

2009.04.15
グリム童話(初版)を読んだあとにぼやーっと妄想してたら、どSの小間使い悪戯っぽくくすぐられたり、ちょっとどじっこの小間使いに気付かないうちにくすぐられたりしたくなったので、王女に姿を借りてくすぐられてもらいました。
時間がなくなったのでどじっこは明日?

軽いSSです。くすぐりの内容は各自脳内補完してください…

以下SS(F/F)↓


むかし、あるところに、とても美しいお姫さまがおりました。
そのお姫さまは少し変わり者で、くすぐられることが大好きでした。
しかし自分から言うのは恥ずかしいので、意図を汲み取ってくれる優秀な小間使いを探しだしました。
お姫さまは寝る前に足を洗う事を習慣にしていました。毎回、小間使いが足を拭いてくれるのですが、そのときお姫さまはわざと身を捩じらせて、こう言うのです。
「ふふっ、くすぐったいぞ…」
お姫さまは、こう言えば面白がって小間使いは自分をもっとくすぐってくれるだろうと考えました。しかし、ほとんどの小間使いは自分の不手際と思い恐縮して退出するか、より慎重にくすぐったく感じないようにしてしまうのです。
そのお姫さまは次第にいらいらし始め、そういった行動をとった者達をすぐに遠ざけてしまうようになったため、お城の中の小間使いたちのほとんどがお姫さまの部屋に行けなくなってしまいました。
後に残ったのは、悪戯好きと失敗をよくするためにぬけさくと周りから呼ばれた二人になりました。他のどんな優秀な小間使いも追い出されたのですから、この二人では到底無理だと他の小間使いたちは溜息をつきました。
まずは、悪戯好きの番です。悪戯好きというものは得てして悪知恵が回るもので、
「ははぁ、さてはお姫さまは、誰かにくすぐられたいのではないでしょうか」
と考えつき、お姫様がいつも通り
「ふふっ、くすぐったいですわ…」
といいますと、すかさずこう切り返し、手を休めませんでした。
「すみませんお姫さま…私は昔悪い魔女に、私が体を拭くと誰もがとてもくすぐったがるという呪いをかけられてしまったのです。それを解くにはこの呪いによって生じた高貴なものの笑い声を大量にとらなければならないのです。どうか慈悲深いお姫さま、そういうわけでこのくすぐったさを許してくれますか?」
そういっている間にもくすぐったさはどんどん増して行きます。
土踏まずをタオルの上から引っ掻くように拭いてきたり、指の間を丁寧に拭いてくるのです。
お姫さまは夢に見た瞬間の訪れに飛び上がりそうになるのを抑え、こう言いました。
「ふ、ふふ…くふふふっ、の…呪いなら仕方ありませんわね。私をくすぐることを許可します…いひぁっ!そ、そこもくすぐった…きゃははは!」
「ふふっ…よろしければ体も拭いてさしあげますよ?」
悪戯好きもお姫さまも大変嬉しそうに笑い、その日は夜遅くまで二人のの笑い声が鈴の音のように響き渡りました。

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わかしら

Author:わかしら
小4のときから若白髪。金とか赤とかもたまに見かける。
くすぐり歴はもっと長い。