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いらっとしたり、やるせなくなったり、鬱になったりすると、すごく人を擽りたくなる。(普段もすごく擽りたいけど、特にこのときは異常に)
足でも腋でも、脇腹でも太ももでもいいから、あの柔らかかったり、かたかったりする、ひとのあたたかさを感じることができる肌を指先で感じながら、その上を滑らせて、揉んで、つついて、こねくりまわして。
息切れを起こすくらい笑わせたい。
必死で抵抗する体の動きを感じたい。
必死に耐える顔と、こらえきらずに漏れる声を聞きたい。
やめてと言いながら、指の動きだけで抵抗できず笑い転げている姿を見ていたい。
『くすぐったい』って声を聞きたい。
人をくすぐって、何を得られるんだろうか。
征服感、優越感、幸福感……まあ、そんなのもあるんだけど、
やっぱり元気をもらえるってことが一番なんだと思う――それがどんな形にしても――
きゃははと笑う声だけで、人間が元気になって、幸せになれるんだから、
くすぐりはいいものなんだ。